更新日:2018/11/03

洋室を和室にリフォームすることはできる? 床・壁・扉を和風に変える方法と費用をご紹介します!

家を建てる時には「和室はいらないかな」と思っても、年齢を重ねるにつれ畳が恋しくなる人もいるのではないでしょうか。ゴロンと横になっても痛くない畳。やはり和室が一部屋あると気持ちが安らぎます。

和室にすると便利な場所

リビングに隣接した部屋が和室だと、冬はコタツを置いて鍋料理を楽しんだり、子供を昼寝させたりするのに便利です。また、客間やゲストルームとしても使いやすいでしょう。

寝室が洋室の場合、ベッド派の人は問題ありませんが、布団派の人はやはり畳に布団を敷く方が落ち着きます。フローリングに布団を敷くと、床の固さや冷たさ、湿気なども気になるところ。畳の持つ断熱性や湿度調節機能は布団での睡眠を快適にしてくれるでしょう。

フローリングを畳に変える

フローリングを畳に変えるには2つの方法があります。
1つ目は、フローリングを剥がさずに上から畳を敷き詰める方法です。メリットは施工が容易で費用を抑えられること。デメリットは隣接する部屋や廊下と段差ができてしまうことです。この方法では6~8万円程の費用で畳の部屋にリフォームすることができます。

2つ目は、フローリングを剥がして畳に張り替える方法です。フローリングを剥がすので、下地を調整し、廊下などの床とレベルを合わせることができます。費用は30万円前後かかってしまいますが、お子さんや高齢な方がお住まいの場合はこちらの方法がおすすめです。

壁を和風に変える

床を畳にしたら、次に和風にチェンジしたいのが壁です。和室には漆喰、聚楽、珪藻土など天然素材の塗り壁がよく合います。
畳との相性だけではなく、塗り壁は機能性が高い仕上げ材です。畳と同じように湿度を調節する機能や消臭、カビやダニなど微生物の発生を抑える効果もあります。また、触ったときの質感が良いのも天然素材ならではのメリットといえるでしょう。

塗り壁のデメリットは、施工費用が高いこと、職人の技術レベルによって仕上がりが変わってしまうこと、取れない汚れや傷がついた場合は塗り替えが必要になることが挙げられます。

施工費用は、6畳程度の部屋で漆喰が約7~15万円、珪藻土が約6~12万円、聚楽が約5~9万円が目安となるでしょう。いずれも職人の技術や仕上げの技法、下地調整やクロスを剥がす工程の有無などによって費用は変動します。

費用を抑えたい場合は、和風デザインの壁紙に貼り替える方法がおすすめです。クロスなら約4~8万円で和風の壁にリフォームすることができます。デザインも豊富なので、きっと気に入るデザインが見つかるでしょう。

扉を引き戸に変える

部屋が和室になると、扉が開き戸であることに違和感を覚えることが出てくるかもしれません。また、和室側にドアが開く場合は畳と干渉したり、擦れたりすることも。やはり和室の出入り口は引き戸の方が自然です。

壁内に扉を収納できる引き込み戸は、壁の解体などが伴い費用も高額になりますが、既存のドア枠を利用して設置できるアウトセットの片引き戸であれば、比較的手軽に施工することができます。

施工手順は、既存の開口部を補強した上で、外付けレールを開口部の上に取り付けます。レールから引き戸を吊るだけで完了です。下部にはレールも敷居も必要ないので、すっきりとした空間になります(扉の振れ防止のために、下部にストッパーをつける場合があります)。

アウトセット片引き戸のリフォームは、約7~10万円が費用の相場となっています(壁を壊さず、開口部をそのまま生かす場合)。

リビングの一角を和風に変える

和室を造るほどではないけれど、リビングに畳コーナーが欲しい場合には置き畳が便利です。天然イ草の置き畳や和紙で出来ている置き畳、床暖房に対応できる置き畳まで、バリエーションも豊富になっています。

琉球畳のような正方形の置き畳を色違いで購入して、市松模様に並べるのは定番のテクニックですが、モダンな雰囲気で洋風のリビングにもよく合います。

収納で底上げしたスペースに置き畳を敷いて、畳コーナーと収納を兼ねるのも定番のプランです。段差があることによって、リビングやダイニングに座っている人と目線の高さが近くなるので、会話をしやすくなるメリットもあります。

まとめ

和室のリフォームは比較的高額になる傾向がありますが、この記事ではできるだけ費用を抑えてリフォームできる方法をご紹介しました。
全てをリフォームしなくても、床を畳にして、アウトセットの引き戸にするだけでも、和室になりますし、置き畳で気軽に楽しむのもおすすめの方法です。
日本ならではの畳を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。


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