加藤裕一
東京で戸建て住宅を中心に高断熱・高気密住宅の設計を得意としている建築士です。
KSA一級建築士事務所 主宰
http://ksa-jp.com
薄畳t15は、本畳=イグサをご使用ください。そうであれば問題ないかと存じます。
注文住宅を検討中です。天井高についての質問なのですが、一般的な天井高は2m40cmかと思います。天井高を3mにしたいなと思うのですが、開放感を得られる天井高は何メートル位ですか?
住宅の耐震補強工事がしたいです。費用はいったいどれくらいかかるものなのでしょうか?
私の意見ですが、基礎が重要です。昭和56年以前ですと基礎のコンクリートが無筋と言って、コンクリートの中に鉄の棒が入っていません。基礎の補強からしっかりした方が良いです。金額は、診断結果によります。東京であれば、こちらでもできます。
菱形など形のいびつな土地は購入するとどんな問題があるでしょうか?
建物に関しましては、例えば、四角い形とひし形の建物では、ひし形の建物の方が施工が難しく施工費が上がります。
その土地に対して、ご夫婦の希望に合った家ができるか専門家にプランを聞いてみたら宜しいかと存じます。
電気式床暖であれば、容易にリフォームできますが、電気代はかかります。温水式床暖であれば、初期コストはかかりますが、ガス代は少し有利です。予算によりますが、断熱工事をすることが光熱費の削減にはなります。お住まいの地域によりますが。
古い家に住み続けるためには、どのようなリフォーム・メンテナンスが必要ですか?
太陽光発電リフォームを検討していますが、屋根の設置部分が弱くなったりするでしょうか。
屋根の穴あけですが、しっかりした業者であれば、問題は生じません。
登録建築士が耐震診断します。診断料は15万円補助が出ますので、一般的には、15万円が相場かと思います。先払いにはなりますが補助金で賄えます。
夏の暑さ:省エネの時代ですので、断熱性能を上げれば夏期の暑さ対策は、回避できます。しかし、上記同様コストアップとなります。
階段の位置についての質問です。リビング階段にすると、二階からの冷気が下の階に流れ込んで、リビングが寒くなると聞きますが、リビング階段にしつつも、冷気を避ける方法はありますか?
リビングに階段を設けてオープンな作りにすると言う事かと思います。
一般的に、冬期には冷気流といって階段から下に冷たい風が流れます。地域によりますが、現行法の省エネ住宅ですとこの現象により冷気が流れ省エネ性能が下がります。ただし、地域に合わせた(現行法の先を行く)省エネ性能住宅を設計することで、冷気流の問題は簡単に解決できます。
コストですが、ハウスメーカーと言っても最大手、中堅、安さ勝負と様々です。最大手ですと、むしろ設計事務所の方が安いです。数社に相談されることをお勧め致します。
一般論として
経済性:木造が有利、続いて鉄骨、鉄筋コンクリートです。
安全性:地震などの災害でしょうか?鉄筋コンクリート造は特に水害には強いです。地震では木造であれば耐震等級と言うのがあり等級3を推奨します。
耐久性:鉄筋コンクリート
維持管理:外壁:コンクリート造が有利。
寒冷地での断熱性能=省エネ性能:木造が一番有利
注文住宅を検討中なのですが、部屋のドアについての質問です。ドアを全て引き戸にしたいと考えています。また、引き戸のレールが床面に見えるのが嫌なので、釣り戸タイプにしようと思います。
空調関係(クーラー等)の配管は壁に埋め込んでも問題ないでしょうか?
外壁の中に断熱材が充填されている住宅ですと、断熱欠損になりますので、私隠ぺい配管は進めません。